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ご飯を豆腐や肉で置き換える
2016年12月上旬、クリニックを受診したその日から糖質制限を始めることにしました。
とはいっても、いきなり主食をすべて抜いてしまうのは不安だったので夕食のご飯の量を半分に減らすところから。
ご飯を単に抜いてしまうだけだとお腹が空くし、糖質制限では豆腐や肉はいくら食べてもOKなので、ご飯を減らした分、その代わりに豆腐半丁追加したり、肉料理を一品追加したりして、減った分を置き換えます。
また、ちょうど始めたのが12月だったこともあったので、鍋料理にしたりして肉、魚、野菜、きのこ(キライだけど)を自然にたくさん食べられるようにもしました。
そして徐々にご飯の量を減らしていって、一週間後にはご飯なしの食事になりました。
その間、ラーメン、うどん、そば、パスタなどは当然食べません。
朝食と昼食のチョイスに苦戦。
しかし困ったのが朝食と昼食です。
朝食は幼い頃からパンを食べていたので他のものが想像できませんでしたし、昼食はカップラーメンやレトルトカレーばっかりだったのでいまさら何をどうすればいいかわかりません。
いろいろ試行錯誤した結果、日本人らしく(?)朝食は味噌汁、卵焼き、納豆、豆腐、サラダを毎日食べることに。(←考えなくても済むから)
昼食は近所のスーパーで糖質制限でも大丈夫そうなお惣菜を買ってくることにしました。(←近所のスーパーのチキンカツが大好き)
というわけで、およそ二週間位で三食とも糖質制限に移行したのでした。
空腹との戦い。糖質制限のおやつは?
三食とも糖質制限に移行できるまでの間、さらに別の難関が待ち構えていました。間食です。
なんとなく栄養が足りないせいなのか、食事と食事の間、お腹が空きます。
いままでは、そんな時にはクリームパン、どら焼き、せんべいなど好きに食べていたものが、いまは全て食べられません。
洋菓子や和菓子も砂糖を使っているためすべてNG。
間食として食べられる候補は、ゆで卵、チーズ、ナッツ類。
そこで、腹持ちがいいゆで卵で空腹を満たすことにしました。卵安いし。
加えて、最近まで卵はコレステロールが高くなるので一日一個までと言われていたのですが、厚生労働省によりその制限が撤廃されたことも後押しになりました。
ゆでたまごをおやつ代わりに食べることで空腹を満たすことが出来るようになって、これで一安心と思いました。
が、ゆで卵、飽きるんです。
一週間で飽きてしまいました。
いろいろ考えた結果おやつとして、豆乳を温めて粉寒天を溶かして寒天ゼリーにし、ヨーグルトと一緒に食べることにしました。
寒天は食物繊維だから体にいいはず。味はゆで卵よりはあっさりしていて、まあまあお腹も満たされました。
味に飽きたらバニラエッセンスで少し風味を加えたり。
豆乳は糖質1.5g/100gと糖質が少ないので糖質制限OK食品ですし、ヨーグルトはプレーンヨーグルトで糖質およそ5g/100gと食べ過ぎなければ大丈夫です。
糖質制限の飲み物。牛乳や低脂肪乳は?
飲み物はコーヒー、紅茶、お茶など糖分が含まれていないものを飲むことにしました。
いままでよく飲んでいたコーヒー牛乳、スポーツドリンク、炭酸飲料水、すべてNG。
大好きで毎日飲んでいたコーヒー牛乳(←関珈琲うまい)もこれを機にすっぱりやめられました。
牛乳は糖質およそ5g/100gで一見低糖質ですが、1日1リットル飲むと糖質50gになってしまいます。なので牛乳はNGとしました。
低脂肪乳は糖質10g/100gなのでなおのことダメ。
そこで、牛乳の代わりに豆乳を飲むことに。無調整豆乳です。
最初は無調整豆乳がおいしく感じられなくて苦手だったのですが、だんだん慣れてきて2〜3日で平気になりました。
そういえば、最近、お腹空かなくなってきた
三食糖質制限に移行した頃に気づいたのは、そういえば、最近、お腹が空かなくなってきたなあ、ということでした。
以前は腹と背中がくっつくかと思うくらいお腹が空いたものでしたが、三食糖質制限を開始してからは、以前と比べて1/4程度の感覚になりました。
また、以前よりも少ない量でお腹が一杯になるようになりました。
朝食で十分お腹が一杯になるので、昼食を食べようと思わなくなったため、一日二食で済ませる日も。
さらに、朝食を食べなくてもウォーキングしたり活動できるようになってきました。
以前は、朝食を食べないなんて考えられないことで、朝食を食べなかった時は昼前までにお腹が空いて気持ちが悪くなり、途中で何か食べずにはいられませんでした。
朝食を食べないようにと指示される健康診断の日は本当に地獄でした。
ましてや一日二食で済ませることができるなんて、とうてい考えられないことでした。
なぜお腹空かなくなってきたのか、空腹を感じる理由
僕が感じた糖質制限の一番すごいところは、この、お腹が空かなくなる、という感覚です。
なぜお腹が空かなくなったのでしょうか?
それは、血糖値に関係があるようです。
人間がお腹が空くと感じるのは、胃の中身が空っぽになるからなのではなく、血糖値が下がることにより脳がお腹が空いたと判断するためなのだそうです。
糖質制限では糖質をとらないようにするため、血糖値があまり上がりません。
つまり、血糖値の上下変動の幅が少なくなるため、脳がお腹が空いたと感じにくくなるということのようです。
いままで何回もダイエットにチャレンジしてはリバウンドしたり途中で断念してきた僕にとって、このお腹が空かない感覚がとても新鮮で、画期的なことでした。
今までのダイエットはお腹が空くことが苦しくて苦しくて仕方がありませんでした。
その苦しさから開放されたのです。
このことは、今度こそ本当にダイエットに成功するだろうという自信につながっていきました。
ーつづきー