いまさら聞けない炭水化物、糖質、脂質、中性脂肪、脂肪酸。これら単語の意味を整理します。

こんにちは。

糖質制限の本を読んでも分かったようで分からない、そんな気がしませんか?

糖質制限の本を読んだりすると「炭水化物」「糖質」という言葉、何気なく使われていますね。

この「炭水化物」「糖質」という言葉の違い、きちんと理解できていますか?

糖質って砂糖のこと?

私も糖質制限を始める前はこの程度の理解しかありませんでした。

これに加えて「脂質」「中性脂肪」「脂肪酸」等。

似たような言葉ですが、それぞれ意味が異なります。

糖質制限に関する本読んでもこれらの言葉の意味が詳しく説明されているわけではありません。

そうした言葉の意味が正確に分からないため、いくら本を読んでも、いまいち消化不良のような気がします。

高校で生物を勉強するとこれらの言葉をきちんと勉強するのでしょうが、生物を選択しなかった私にはこれまでこれらの言葉を勉強する機会がありませんでした。

そこで今回、いまさら人に聞けない炭水化物、糖質、脂質、中性脂肪、脂肪酸など、これら言葉の意味を調べましたので整理します。

炭水化物とはなにか、糖質との違い

炭水化物は糖質+食物繊維のことであると聞いたことがありませんか?

これは、こういうことです。

炭水化物には、人間の酵素で分解消化できるものと、そうでないものがあります。

酵素で分解できるものが糖質

酵素で分解できないものの中に、食物繊維があります。

糖質はさらに、単糖類、少糖類、多糖類に分けられます。

単糖類はそれ以上、糖類として分けられないもの。代表例はブドウ糖

少糖類は単糖類が2〜10個程度結合したもの。別名オリゴ糖。

少糖類のなかで単糖が2つ結合したものを二糖類といい、砂糖の主成分のショ糖がそれにあたります。

多糖類は単糖類が多数結合したもの。代表例はでんぷんです。

ということで、食物繊維って酵素で分解できない多糖類のことだったのですね。

あと、酵素で分解できない多糖類には、整形手術でおなじみのヒアルロン酸も含まれます。

ブドウ糖とグルコースとグリコーゲンの違い

本の中で何の断りもなしに使われて、理解が消化不良になってしまうのがこれ、グルコースグリコーゲン。笑

グルコースとはブドウ糖のことです。別名です。

グリコーゲンは、ブドウ糖が数万個以上結合された多糖類です。

肝臓や筋肉でブドウ糖が結合されることで合成されてエネルギーとして蓄積されます。

でんぷんも同じようにブドウ糖が数万個以上結合されてできた多糖類です。

グリコーゲンは動物が合成する多糖類。

でんぷんは植物が合成する多糖類になります。

脂質と中性脂肪と脂肪酸の違い

脂質は水に溶けない有機化合物のこと。

脂質の中で最も基本的で重要なものが脂肪酸です。

脂肪酸の中に中鎖脂肪酸(MCTオイル)があります。

中性脂肪とは、脂肪酸グリセロールという物質が結びついたものを指します。

食物中、肉などに含まれる中性脂肪は人間の消化吸収の際に一旦グリセロールと脂肪酸に分解された後、再度、脂肪細胞でグリセロールと脂肪酸が結びつき、中性脂肪になります。

さらに、グリセロールと脂肪酸は肝臓や脂肪細胞の中でブドウ糖から合成されます。

ブドウ糖からグリセロールと脂肪酸が合成されてしまう点が、糖質制限の理解で最も重要な点になってくるのです。

脂肪が体に良くないと牛乳の代わりに低脂肪乳を飲んでも、低脂肪乳は牛乳の約2倍の糖質が含まれるので、結局、体で中性脂肪に合成されてしまうんですね。

まとめ

今回炭水化物、糖質、脂質、脂肪酸、中性脂肪といった、いまさら聞けない言葉について整理しました。

糖質制限についての本を読んでみたけれどいまいちわからなかった方、これらのワードを理解したうえで、もう一度読んでみませんか?

より理解が深まるはずです。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

それでは。

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